『保湿の王様』と呼ばれているシアバターは乾燥しやすい冬にピッタリなのはもちろん紫外線の強い季節にも最適です!
●シアバターの基本知識
●貴重な生(ロウ)シアバターについて
●生(ロウ)シアバターの主成分
●生(ロウ)シアバターの特徴
●ヘキサンとは...
●使い方について
と、少し長くなりますが詳しくご紹介したいと思います。
シアバターとは、 西アフリカから中央アフリカに生息するシアの木( アカテツ科シアバターノキ)の実から採れる植物性油脂のこと。
原産諸国では、食料や民間療法のひとつとして親しまれ、 赤ちゃんの肌に塗って紫外線による乾燥から保護したり、火傷や筋肉痛に使われたりしてきました。
主成分はステアリン酸やオレイン酸などの脂肪酸で、 トコフェロールなどのビタミンも含まれています。ヒトの皮脂とよく似た性質をもつため、肌に自然に浸透してうるおいを補うとともに、 蒸発しにくい不乾性油の特長から、 肌や髪を油膜のヴェールで包んで、乾燥から保護してくれることから「保湿の王様」と呼ばれています。
(※以下ケインズ社の資料を参照)
ロウシアバター(生シアバター)はシアの木(学名:butyrospermum parkii /アカテツ科)の実の核から取れます。
シアの木が実を付けるまでには、25〜30年かかるので農園を持つことが出来ません。
すべて酷熱のサバンナに自生した(野生種)高さ20mほどの巨木(樹齢300年くらいもある)から採れるものです。
化学肥料や殺虫剤などを撒くはずはありません。(※アメリカ、カナダ、 ニュージーランドなどを経由をしていないので、 酸化直前や酸化はしていません。)
このフルーツの中の油っぽい種から油を取ります。
含有ビタミン:A、D、E、F
構成脂肪酸:ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、リノレイン酸
植物油脂の中でも特にロウシアバター(生シアバター)には地肌を健やかに保つ成分がダントツに多く含まれていることは欧米、特にフランスでは良く知られていますが、日本では近年ようやく知られて参りました。
その元となるロウシアバター(生シアバター)の不鹸化物は、コラーゲンの生成を助けます。
地肌を健やかに保つ成分=不鹸化物(ビタミン、 植物性スクワラン、リン酸脂質など)が約5%残っています。
これを精製してしまうと0.5〜2%に減ってしまうので、あえて未精製のままを化粧品にしました。
(参考:EXVオリーブオイルには不鹸化物は約0.3%)
アフリカ現地、ヨーロッパでは古くから保湿、乾燥肌の予防、皺(シワ)肌の予防や妊娠線の予防、ツルツル肌、紫外線予防に使われてきました。
酷熱の西アフリカの人々の地肌を健やかにし、現地では料理やブライダルパックとして蜂蜜やクレイと混ぜ合わせたりなどしても使われています。
幾人かにお会いした彼ら(特に彼女ら)の地肌がわれわれ以上に健康的でしっとりしているのは、ロウシアバターやその他、自然の恵みに寄るものと思われます。
ケインズはシアバター原料を現地(西アフリカ)のシアの木自然自生地にある製造所より直接輸入しています。
ケインズのシアバターは実の採取から時間が経っておらず、香りも沢山残っています。
新鮮であるためにロウ(生)シアバターといっています。
生シアバターという言葉もケインズが使用してから、方々で使われるようになりました。
ケインズ未精製ロウシアバター(生シアバター)は薬品精製されたシアバター(白色や薄クリーム色)の様に化学薬品『ヘキサン』を使用していません。
薬品で精製されたシアバターに比べて、地肌を健やかに保つ成分が約3〜5倍含まれています。ですから、使用量も少なくてすみます。
また、ケインズ のロウシアバター(生シアバター)の融点(ゆうてん=融け始める温度)は、人肌融点(36.5℃)ですので地肌に非常になじみやすいのも特徴です。
精製のシアバターの融点は39℃〜42℃です。
(※油脂は精製すると融点が高くなります。)
シアの種を洗浄→天日で乾燥→粉砕→ロースト(炒る)
→すりつぶす(ドロッとしてくる)
→ホイップ(クリーム状態になる)
→加熱
→分離させてバターのみ取り出す
→濾過
→樽詰め
→成田空港へ
50℃にも加熱しません。
油脂は劣化せず、自然の恵みが多く残っています。
(※ヨーロッパ、米国、カナダやニュージーランドあるいは現地で精製され、日本に輸入されているものは190℃ほどに加熱されています。)
一部の食品添加物として使用されていますが、除去を義務づけられた化学薬品です。
シアバター精製にも使用されており、製品化する前に除去されているといわれています。しかし一度添加されたものは、100%除去出来ないと言われています。
ヘキサンは石油由来です。
ヘキサンを使用している工場では、そこで働く人がめまいを起こししたり、平衡感覚がなくなったりすることがあります。事実、これは某社工場への弊社の視察で聞いております。
ヘキサンの容器には「劇薬」と明示されています。
一般のシアバターの精製法は
木の葉や木くず、核の殻、種などが混ざっている固形のシアバターにヘキサンを混ぜ、液体化します。
もしくは、つぶしたシアの実をそのままヘキサンにつけ、シアバターをヘキサンの中へ溶かし出します。それを蒸留法という方法で葉や木くず、実や種、殻と分け、シアバターが溶け込んだヘキサンを取り出し、加熱してヘキサンを蒸発させます。
ヘキサンの沸点が69℃なので飛んでしまうということですが、全く残らないことはないらしく、また、未精製としながらも、多量のヘキサンが残留していた某社のシアバターを指摘したこともありました。
(このヘキサンなどの混入をチェックする財団法人日本食品分析センターには食品や化粧品のヘキサン残留検査の業務があります。
数PPMの残留は販売許可の範囲とされており、つまり、ヘキサンが使用されていても残留規格内であれば規格内残留で販売されています。)
中にはこのヘキサンを使用した精製を繰り返し、本来の香りはなくなり、オフホワイトやクリーム色が無くなり、その大切な自然の恵みも無くなっています。
中には少し薬品臭のするものまで有ります。
ラベンダー等のハーブの香りやイチゴやアップルの香りを付けたものもがガーナ(アクラ)で販売されています。
中には、ヘキサンを使用しても、精製が1回であれば、まだクリーム色しており、香りも残している場合があります。
お顔でしたら米粒3粒程度を手のひらでよく温めて溶かしたものを押さえるように優しくおつけください。
●フェイスケアクリームとして
(お顔、リップ、・化粧下地・ネックケアクリームとして)
●男性のひげそり後のケアにもぜひお使いください。
●体全体にボディケアクリームとして。
●肘に膝にかかと、ハンドマッサージにも
●髪につけてヘアトリートメントや毎日のヘアセットに。
●シアバターにお好きなアロマオイルを加え手作りコスメに。
●鼻の周りや目の周りにシアバターを塗って、花粉対策に。
天然100% 生シアバター